Wangelcarism

Concept

ワンダーフォーゲルとは

ドイツ語で「Wander(放浪する)、vogel(鳥)」といい、日本語では「渡り鳥」が語源で、これは 19世紀後半にドイツで高校生や大学生の青年らが中心となって行われた野外活動が始まりと言われています。山野を徒歩旅行し、自然の中で自主的生活を営みつつ、心身を鍛練し、語りあうことを目的とする青年活動の一つのことをいいます。ワンダーフォーゲルは略して「ワンゲル」とも呼ばれています。

日本におけるワンダーフォーゲルは戦後1930年代に大学生の間で始まり、そこから徐々に社会人にも広まっていきました。日本の場合、山地が多いため、その活動は登山と混合されやすいですが、自然の中で生活し語りあうことが目的とされており、山もその対象の一つでありますが、海岸や平野のワンダリング等、さまざまな場所を利用して活動しています。

登山部は、山に特化した部であるのとは対照的に、ワンダーフォーゲル部は、大学によって内容は様々であり、登山、沢登り、川下り、サイクリング、ロッククライミング、スキー、スノボなど、多岐にわたる活動が展開されています。一見とりとめのないような部活に見えますが、これらの活動には、「仲間と協力して自力にこだわったアウトドア活動を行う」という点が共通しています。

非日常な体験ができる

普段の生活では、行くこと、見ること、聞くこと、体験することのできないことを、非日常的な環境の中で体感することができます。

繋がりが深くなる

山登りや川下りなど、一人では乗り越えることが難しい場面がたくさんあります。辛いとき、楽しいとき、悲しいとき、仲間とともに分かち合い、協力し合うことで、仲間との絆がさらに深くなります。

成長できる場

アウトドアが初心者の方でも、経験の中でステップアップしていき、知識だけではなく、グループをまとめる力や判断力、協調性など、人間的にも大きく成長できる環境があります。